【ChatGPT】建設業における生成AIの活用術を徹底解説!

目次

はじめに

建設業界では、国土交通省や都道府県が出すガイドラインを遵守する必要があります。
しかし、これらのガイドラインが改定されるたびに、変更箇所を調べたり理解するのには多くの時間がかかります。
今回は、生成AIを活用して効率化する事例を紹介します。

建設業の現場における課題

建設業の現場では、新人が入社した際にガイドラインを覚えさせるために多くの労力と時間がかかります。
特に、ガイドラインの改定が頻繁に行われるため、変更点のリサーチにも時間が費やされます。

先日お話させていただいた建設業の社長様が、まさにガイドラインの確認や変更点のリサーチに関する悩みを抱えていらっしゃいました。
会社で抱える案件が多くなり、社員が増えるにつれてガイドラインの確認に費やす時間が比例して増え、現場作業に注力するための時間が奪われてしまうという問題がありました。

GPTsを使った効率化の提案

そこで、私がご提案したのが、新潟県土木工事標準仕様書の「その1」「その2」「その3」を学習させたGPTsです。
このGPTsは、自然な言語で質問をするだけで仕様書の該当箇所から必要な情報を抜き出して教えてくれます。
PDFを開いて上から読んだり、なかなかヒットしないキーワード検索をする必要がなくなり、大幅な時間短縮が可能です。

次のような質問に対して、仕様書に記載されている通りの正しい答えを教えてくれます。
AIを使っているので、表を読み解き考えることが必要な質問へも対応できます。

  • 日平均気温が10°Cの場合、普通ポルトランドセメントのコンクリートの標準養生期間は何日ですか?
  • 日平均気温が7℃の場合、普通ポルトランドセメントのコンクリートの標準養生期間は何日ですか?
  • 日平均気温が7℃の場合、混合セメントB種のコンクリートの標準養生期間は何日ですか?
7℃が5℃以上であることをAIが判断して回答

まとめ

GPTsを活用することで、ガイドラインの確認や変更点のリサーチにかかる時間を大幅に削減できます。
これにより、現場作業により多くの人員と時間を割くことができ、会社の成長を加速させることが可能です。

新人教育やノウハウの共有にもGPTsは有効です。
質問に対して正確な回答を提供するため、新人がノウハウを理解するのにかかる時間を短縮できます。
上司や先輩など、教育をする側の時間も削減できる点もうれしい効果です。

今回紹介したGPTsの活用方法は、建設業における活用事例の一部です。
このブログをきっかけに、ご自身の業務で生成AIを活用できるか考えるきっかけになればうれしく思います。
弊社は生成AIの法人研修サービスも提供していますので、興味のある方はぜひお問い合わせフォームからご連絡ください👇
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